【話題のナフサって?】暮らしを支えるナフサとは― ナフサと塗料についてかんたん解説 ―
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話題のナフサって?暮らしを支えるナフサとは― ナフサと塗料についてかんたん解説 ―
私たちの暮らしや「塗料」を支える隠れた主役!「ナフサ」ってなに?
「ナフサ」という言葉、昨今ニュースなどで耳にしたことはありませんか?「なんだか難しそう…」「なぁ~んか大変になってるやつでしょ?」など頭に浮かぶ人も多いでしょうか?実は私たちの身の回りにある多くのものは、このナフサからできています。
今回は、知っているようで知らない「ナフサの正体」と、私たちの暮らしにも欠かせない「塗料」との密接な関係について、なるべく専門用語を使わずに分かりやすく解説します!
この記事の目次
<話題のナフサって?暮らしを支えるナフサとは―ナフサと塗料についてかんたん解説 ―>
<まとめ>
・まとめ
ナフサの基本「ナフサ」ってどんなもの?(かんたん解説)
まずは、ナフサが何者なのかを、超シンプルに整理します。一言で言うと「石油の缶詰から最初に出てくる、サラサラした透明な油」です。どうやって作られる?そうですね。。。。たとえば、地中から掘り出したドロドロの「原油」を大きな工場で加熱し、蒸留(温度の差で成分を分けること)します。その際、ガソリンとほぼ同じタイミングで採れる、沸点が低い(蒸発しやすい)軽質油の仲間が「ナフサ」です。通称「粗製ガソリン」とも呼ばれます。なぜそんなに重要なの?それは「プラスチックや化学製品の『ご先祖さま』」だから!ナフサに熱を加えると、さまざまなプラスチック、ビニール、人工繊維(ポリエステルなど)の「原料」に化けます。おもちゃ、ペットボトル、レジ袋、服、スマートフォンのケースまで、現代社会のプラスチック製品のほとんどが、元を正せばこの「ナフサ」から生まれています。また接着用のノリなどもナフサ由来の製品です。私が大好きなフィギュアの素材にもナフサ由来の成分が使われています。
塗料もナフサがないと困っちゃう?ナフサとの深い関係について
ここからが本題です。実は、車や建物を彩り、守っている「塗料」も、ナフサがなければ作ることができません。塗料におけるナフサの役割を2つに分けて説明します。
① 塗料の主成分「樹脂(プラスチック)」の原料になる
塗料は、ただの「色のついた水」ではありません。壁や車に塗ったあと、固まってカチカチの「膜」になり、傷や雨から守る役割があります。
この膜を作る正体が「樹脂(アクリル、ウレタン、シリコンなど)」です。これらはすべてプラスチックの仲間。つまり、ナフサを加工して作られた成分なのです。塗料の強さや寿命は、ナフサから生まれる樹脂の性能で決まります。
② 塗料をサラサラにして塗りやすくする「溶剤(シンナー)」になる
塗料をハケやスプレーで綺麗に塗るためには、適度なサラサラ感が必要です。
ナフサをさらに細かく精製・分解すると、「トルエン」「キシレン」といった有機溶剤(いわゆるシンナーの成分)や、特定の「石油系溶剤」が生まれます。
これらは塗料のドロドロを程よく溶かし、綺麗に塗るために不可欠な存在です(塗ったあとは空気中に蒸発して、樹脂だけが残ります)。
【補足】(水性塗料の場合): 最近主流のエコな「水性塗料」であっても、薄めるために水を使っているだけで、乾燥後に膜になる「樹脂」の部分には、やっぱりナフサ由来の技術が生きています。
なぜニュースで「ナフサ価格」が注目されるの?
ブログの締めくくりとして、少しだけ生活に身近な経済の話を入れます。
<世の中のモノの値段を左右する>
原油の価格が上がると、連動して「ナフサ」の価格も上がります。それはつまり幅広いジャンル(業界)への影響を意味します。ちなみに私のお世話になる塗料業界は現在、深刻な品薄状態や高騰が起き、先行きの見えない状態が続いております。
<塗料や塗装への影響>
ナフサが高くなると、プラスチック製品だけでなく、塗料の原材料(樹脂や溶剤)のコストも上がってしまいます。つまり、私たちの身近なペンキや、車の塗装費用、お家の塗り替え費用にも、巡り巡って影響してくる「経済のバロメーター」なのです。また製品の遅延や品質の低下も起こる可能性があるため、深刻な問題なのです。
まとめ
ナフサは暮らしをカラフルにする名脇役であり、主人公にもなる重要な存在。ニュースで見かける難しい言葉「ナフサ」は、実は私たちの服やペットボトル、そして大切な車や建物を守る「塗料」にまで姿を変えています。今後、ふと、綺麗な塗装が施された車や建物を見たときは、「これも元をたどればナフサの技術なんだな」と、ちょっとだけ思い出してみてくださいね!それにしても私的には大好きなフィギュア(クレーンゲームの景品)に影響が出たら大ショック。。。。早く事態が終息し、平和な日常が戻ってくることを願っております。

[記事を書いた吉田裕志について]
吉田裕志(よしだ ひろし) B型 職人気質
有限会社レインボーペイント代表取締役
調色歴20年以上、国家資格である単一等級調色技能士、一級塗装技能士を持ち、
今でも調色に情熱を注ぐ
座右の銘 「背中の汚れは調色マンの恥だ」


