物価の上昇により「節約したい!」「コスパのいいものは?」「長持ちするものでランニングコストを抑えたい」なんてことありますよね?そんな皆さんに今回は、塗料の価格についてのお話。塗料の種類や色によって価格も様々。知らないと損!?してしまうかも。。。
この記事の目次
<価格について>
<まとめ>
<価格について>
実際は世界情勢や原油価格の変動も関係していますが、今回はその他で価格に影響を与える要素にフォーカスしていきたいと思います。塗料の購入の参考にしてください。
価格に影響を与える主な要素とは
まずはこの6つをおさえておきましょう※紹介の順番と価格変動幅は関係ありません。
・塗料の種類
・塗料の性能(機能)
・塗料のブランド(メーカー)
・塗料の購入量(グラム単価)
・塗料の色(色調)
塗料の種類
塗料は水性塗料、油性塗料(溶剤系)、特殊塗料(模様、機能性)など種類によって価格が大きく変わります。
使用方法も異なるため、まずは目的や扱いやすさなどを考慮して選ぶことがおススメです。
また油性塗料(溶剤系)では樹脂の種類によって相場価格が変わります。
一般的には以下のイメージです。(※右に行くほど高価になる傾向)
メラミン樹脂系 < アクリル樹脂系 < ウレタン樹脂系 < エポキシ樹脂系 < シリコン樹脂系 < フッ素樹脂系
塗料の性能(機能・品質)
耐候性、耐久性、機能性(防カビ性、防汚性、潤滑性、帯電性、絶縁性、遮熱性、断熱性、抗菌性など)性能の有無や高品質なほど高くなります。こちらも目的や環境などを考慮して選ぶことがおススメです。
塗料のブランド(メーカー)
メーカーによって品質や価格に差があります。その専門店や販売店が得意とするメーカーなどでも価格に差が出ることもあります。また海外メーカーなどはネットや国内代理店から購入可能ですが、比較的高価なものが多いです。
塗料の購入量(グラム単価)
当然ですが購入する量によっても単価が変動します。一括での購入量が多いほどグラム単価が安くなることもあります。しかしメーカー品では最低購入量が限定されているものもあるので注意が必要です。そのため無駄に大量購入することになり、使用量より余剰分が発生し、処分に困ったり、処分代などの追加費用がかかるケースもあります。
塗料の色(色調)
色によっても価格が変わることがあります。専門店などはその傾向があり、色ごとでランク分けされているます。また特にメタリックやパールなど特殊なものほど高くなります。一般的にはイメージのです。
<色調別価格イメージ>
ソリッドカラー < メタリックカラー < パールカラー
<明度・彩度別価格イメージ>
淡彩色 < 中彩色 < 濃彩色
<ソリッドカラー内(色相)でのランク>
ホワイト系<グレー系<ブラック系<ブルー系<グリーン系<レッド系<イエロー系<オレンジ系
※以上の組み合わせでランクが確定し、価格に反映されます。
<まとめ>
今回のまとめ
いかがでしたか?塗料は様々な要素で価格が決まっていることがおわかりいただけたでしょうか?とくに色によって価格が違うという点では日常の風景の見え方も変わる概念かもしれませんね。サスティナブルな社会のためにも、お財布にやさしい塗装ライフのためにも参考にしていただけたらと思います。
[記事を書いた吉田裕志について]
吉田裕志(よしだ ひろし) B型 職人気質
有限会社レインボーペイント代表取締役
調色歴20年、国家資格である単一等級調色技能士、一級塗装技能士を持ち、
今でも調色に情熱を注ぐ
座右の銘 「背中の汚れは調色マンの恥だ」