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[はじめての調色]「白って200色あんねん」に続く「白は縁起がいい?白はどんな色?」(白色)について2


かわいい白い蛇
※こちらはイメージです

今回は大人気コラム※「白って200色あんねん」に続く白色について2でございます。

皆さんは白についてどんなイメージをお持ちでしょうか?今年の干支はヘビですが、白ヘビはなぜ神聖なものとされているのか?白の持つイメージとは?その答えに迫っていきましょう!



この記事の目次

<白色について>

<まとめ>



<白色について>

まずは白のイメージをいくつかあげていきましょう!


白色は神聖:その象徴と意味

白色は、古来より多くの文化において神聖な色とされてきました。その理由は様々ですが、普遍的に共通するイメージとして、純粋清潔無垢真実降参、そして神聖などが挙げられます。

・純粋(混ざりけのない白色は、邪念や私欲のないイメージ)

・清純(汚れや穢れがない白色は、すがすがしいイメージ)

・無垢(何にでも染まることのできる白色は、無限の可能性を秘めているイメージ)

・真実(「潔白」という言葉や、「白を切る」「白黒はっきりさせる」など)

・降参(「白旗を上げる」は負傷兵や捕虜がケガ(戦闘不能)をアピールし、また中立性を示すものとして)

・神聖(天使や聖人、仏教では白色は悟りを開いた状態や仏の教えの純粋さの象徴)



始まりと終わり、生と死など対照的な意味も

白色には「スタートライン」と「ゴールライン」、「白紙の状態」や「白紙に戻す」など始まりと終わりを表したりします。また「産衣や白装束」などから「生と死」など対照的な意味をもつことがあるのは白特有の不思議な点です。中国では白色は「死や喪失」古代エジプトでは白色は復活再生を象徴することから白い布で包む習慣となったとか。



光との関係性

白色は色の特性上、光を反射する性質があります。それの性質は神聖さや清らかさ、そして時には不気味さなど神秘性を秘めた色とされました。また白色はあらゆる光色を混ぜ合わせてできた光の色です。光は生命の源とされ、それは神聖な力の象徴ともされました。



自然との関係性

自然界での白色といえば、雲、雪、月、花などがありますが、いずれもその美しさや姿から昔から神秘的な存在とされています。また自然がもたらす驚異は時に「神の怒り」などとされることでより神秘さが増すことになりました。



アルビノの動物たち

自然界には稀にメラニン色素の欠乏により白い個体(白い毛や羽、皮膚を持つ先天性白皮症)が存在します。自然界において、白いことは外敵に狙われやすかったり、病気や生命力の弱さから個体としての生存率は低くなります。故にその希少性や美しさは神秘的な姿とされ、「神の使い」「神の化身」として崇められてきた歴史がありました。




<まとめ>

今回のまとめ

いかがでしたか?皆さんの持つ白色のイメージはありましたか?国や文化により様々な意味を持つ白色。

人は色にいろいろな感情を抱くものなのですね。

私にとってはやはり「爽やか」の代名詞です。いつまでも白Tの似合う人でいたいと思う今日この頃です。あ~でもこの時期はやっぱり甘酒や鍋焼きうどんですかね~。これから寒さの本番。今年は雪が降るのでしょうか?体の中から温めて風邪予防をしていきましょう!ではでは。





 
社長の似顔絵

[記事を書いた吉田裕志について]


吉田裕志(よしだ ひろし) B型 職人気質

有限会社レインボーペイント代表取締役

調色歴20年、国家資格である単一等級調色技能士、一級塗装技能士を持ち、

今でも調色に情熱を注ぐ

座右の銘 「背中の汚れは調色マンの恥だ」









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