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「ハロウィーンの“黒”は何色? 塗料で見る、奥深いブラックの世界」

10 分前
読了時間: 5分

スクイーズペイントイメージ
※写真はイメージ

世間はハロウィンイベントで大盛況!準備に大忙しのアナタ!まだ間に合う!ハロインナイトに向けて黒の知識を塗料の観点から知ろう!カンタン解説 !!


​​ハロウィーンと聞いて、どんな色を思い浮かべますか?

オレンジ、紫、そして――ブラック。

魔女の帽子、コウモリ、黒猫、夜空……。 ハロウィーンの世界には、さまざまな「黒」が登場します。

ところで、私たちが普段何気なく使っている「黒(ブラック)」。 実は塗料の世界では、ひとくちに黒(ブラック)といっても、いろいろな種類があることをご存じでしょうか?今回はハロウィーンをきっかけに、「黒(ブラック)」について塗料の視点から掘り下げてみます!!「奥深いブラックの世界」アナタの理想ブラックはどんな色?



この記事の目次

<奥深いブラックの世界 >

<まとめ>



 そもそも「黒」とは?その正体とは?

​まずはその原理からご説明いたします。「黒色」=「色が黒に見える」とは、物体に当たった光のほとんどが吸収され目に戻ってくる反射光がほとんどないためにおきます。人の脳は目に届く光の量が非常に少ない(もしくは無い)状態では色を「黒」または「黒っぽい色」と認識するのです。



 え!?黒は1色ではない?!実はタイプがある?!塗料の観点から見てみよう!

さて黒色(ブラック)は「無」「暗」「色味がない色」そう思っていませんか?しかし実際には、黒にも「青味」「赤味」などの色相差(色あい)があります。同じ黒色(ブラック)でも、光の当たり方や周囲の色によって見え方が変わるのです。とくに塗料の観点では、こうした微妙な色の違いが非常に重要となります。各塗料メーカーでは「色相・明度・彩度」だけでなく、光輝感、深み感、透明感、高級感などの質感まで含めて捉えています。そう「黒は一色ではない」のです



 なぜ塗料には「いろいろなブラック」のタイプがあるの?

さてさて、それではなぜ塗料には「いろいろな黒(ブラック)」があるのでしょうか?例えば自動車のボディカラーにおいて、「青みを感じる黒」「赤みを感じる黒」「より漆黒感の強い黒」「少し白っぽく見える黒」「グレー寄りの黒」などの多様な黒(ブラック)を「親しみやすさ」「高級感」「調和」「オリジナリティ」など求められるシーンにより使い分けているからです。そのため調色では、単に「黒を入れればOK」ではありません。例えば関西ペイントの「レタンPG80」という商品ではブラックの原色(元となるカーボンブラック)の種類だけでも複数ラインナップされています。


<関西ペイント「レタンPG80」の原色の例>

① スペシャルブラック

特徴:青味のブラック

「青味のグレー」「やや薄く、白い」「色足が青味のブラック」とされています。

「真っ黒」というより、わずかに青みを感じるブラック。

黒の中にクールな印象を出したいときに活躍するタイプです。


① スペシャルブラック

特徴:青味のブラック

「青味のグレー」「やや薄く、白い」「色足が青味のブラック」とされています。

「真っ黒」というより、わずかに青みを感じるブラック。

黒の中にクールな印象を出したいときに活躍するタイプです。


② パワーブラック

特徴:濃く、漆黒感のある青味ブラック

「濃く、黒い」「漆黒味と青味のブラック」とされ、ソリッド専用とされています。

ブラックの中でも、より「黒さ」を強く感じさせるタイプ。 青味を持ちながら、しっかりとした漆黒感があります。「黒さを出したいときのブラック」という時に活躍するタイプです。


③ チンチングブラック

特徴:赤味のブラック

「赤味のグレー」「やや濃く、白い」「色足が赤味のブラック」とされています。

同じブラックでも、こちらは赤味方向の色足を持っています。 「黒なのに、どこか温かみを感じる」ような違いを出せるタイプです。


④ スーパーブラック

特徴:漆黒感+青味

「やや青味のグレー」「濃く、黄白味」「やや漆黒味で青味のブラック」とされています。

名前の通り、しっかりとした黒さを持ちながら、青味方向の色足を持つブラックのタイプです。


<各色のイメージの図>

さまざまなブラックの図

※実際の色の見え方は、塗装条件、膜厚、光源、周囲の色などによって変わります。



 ハロウィーンを楽しむための黒(ブラック)のポイント

ここまででいろいろな黒(ブラック)のことが分かってきたと思いますが、一度テーマのハロウィーンに戻りましょう。例えば、ハロウィーンを彩る黒にも、実はさまざまな表情があります。「黒猫のような艶やかな妖艶な黒」「 夜空のような青みを感じる神秘的な黒」「 魔女の衣装のような深い禍々しい黒」など「黒」という言葉だけでは表現しきれない、微妙な違いがあります。ぜひ皆さんのイメージに合った黒(ブラック)を想像し衣装や飾りつけ制作の参考にしてみてはいかがでしょうか?



 まとめ

いかがでしたか?ハロウィーンは「黒」が印象的なイベント。私たちは普段「黒(ブラック)」を一色として考えがちですが、しかし塗料では、黒にも青味・赤味・濃さなどの違いがありそれぞれ特徴の異なるブラックがあることがお分かり頂けたかと思います。微妙な色の違いを使い分けることで、仕上がりの印象が変わりアナタだけのハロウィンを彩ることができると思います。今年のハロウィーンは、いつもの「黒」を少し違った視点から眺めてみてはいかがでしょうか。仮装といえば、個人的にはアニメや映画のキャラクターなどにコスプレをしてみたいと密かに夢見る今日この頃です。('ω')でわでわ。




社長の似顔絵

[記事を書いた吉田裕志について]


吉田裕志(よしだ ひろし) B型 職人気質

有限会社レインボーペイント代表取締役

調色歴20年以上、国家資格である単一等級調色技能士、一級塗装技能士を持ち、

今でも調色に情熱を注ぐ

座右の銘 「背中の汚れは調色マンの恥だ」




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